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法伝寺ブログ

修行

お彼岸は春と秋の年2回の行事で、春分の日や秋分の日を中心とした前後3日の一週間の期間のことです
9月は秋彼岸の季節です

お彼岸の期間中は、あの世とこの世がとても近くなる時期と言われています
そのため、お彼岸には先祖供養や修行をするようになりました
彼岸法要に参加したり、お墓参りをしたりするのもそのひとつです

修行というと難しそうに感じるかもしれませんが、
意外と身近で出来るものも多くあります。
例えば、私たちがこの世で実践すべき修行として、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)という修行があります
これは「布施」(ふせ)、「持戒」(じかい)、「忍辱」(にんにく)、「精進」(しょうじん)、「禅定」(ぜんじょう)、「智恵」(ちえ)と呼ばれる六つの仏教で修めるべき基本的な行いです

これらを現代風に意訳してみると次のようになります
「布施」とは、見返りを求めずに誰かに何かを与えて分かち合うことです
金品に限らず優しい言葉や笑顔や親切なども含まれます
「持戒」とは、ルールを守って自分を律して自分も他者も守ることです
大切なものを守ることにもなります
「忍辱」とは、嫌なことがあっても怒りなどの感情に耐えて受け止めていくことです
そうすることで適切な行いが出来るようになります
「精進」とは、努力して自分のペースで歩み続けることです
進み続けた先に自分だけの結果が得られるでしょう
「禅定」とは、自分自身の心を見つめ観察することです
心が落ち着き、答えが見つかりやすくなります
「智恵」とは、様々なことに気づき知ることです
そして実践することでもあります
不要なものを手放し、大きなものを得られるようになります

普段の生活の中でも出来そうなものもあると感じませんか
何か気になったものや自分のためになりそうだと思ったものがありましたら、
日々の中で心掛けてみてはどうでしょうか
    
今回は六波羅蜜を簡潔になるように表現しましたが、本来は奥が深くもっと多くの含みもあります
ご興味がありましたら、さらに詳しく調べてみるのも良いと思います


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