fc2ブログ
 

法伝寺ブログ

数珠・輪袈裟

数珠(じゅず)とは、仏様を拝む時に使用する玉を連ねた仏具で宗派などによりさまざまな形状があります。素材は木材、石材、貴石、珊瑚や貝などいろいろなものが使われます。
浄土宗の場合は一般的に、大きな玉がひとつずつあるふたつの輪を二重にしたものを使います。一つの輪の玉の間にはさらに小さな玉を挟み、もう一方の輪の方には小さな玉は挟まれず、大小ふたつの金属の輪を付けて、小玉やつぶれたような小さな玉を連ねた房と糸でできた玉が付きます。


jyuzu.jpg


浄土宗用数珠(簡単な略図を描いてみましたが、玉の数などは適当です。ご了承ください)




輪袈裟(わげさ)とは、僧侶が法要の際につける袈裟を輪状に簡略化した法衣のことをいいます。布でできていて僧侶や檀家信徒などが首にかけて着用します。
宗派によってさまざまな形状があり、浄土宗の輪袈裟は細長い布の両端を飾りひもでつなげて輪の状態になっています。浄土宗の紋である宗紋や菩提寺の寺紋などがついていることなどが多いです。


wagesa.jpg

浄土宗用輪袈裟(簡単な略図を描いてみましたが、糸の付け方や紋などは省いていますので、ご了承ください)


スポンサーサイト