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法伝寺ブログ

法伝寺、善光寺如来御開帳について

善光寺如来御開帳法要を下記日時に本堂にて行います。

令和5年5月5日(祝・金) 
10:00~10:30まで 御開帳法要
10:30~15:00まで 御開帳・御朱印・掛け軸公開

善光寺如来(ぜんこうじにょらい)とは、長野にある浄土宗大本山善光寺に伝わる一光三尊仏(いっこうさんぞんぶつ)という古い形式の阿弥陀仏と観音菩薩と勢至菩薩の仏さまのことです。善光寺如来は多くの人々に親しまれて、お姿を写した善光寺如来が各地の寺院にも奉られるようになりました。

御開帳(ごかいちょう)とは大切に納められている善光寺如来を人々の前に現わすことをいいます。御開帳は、善光寺では7年ごとに行われます。何日間にもわたる盛大な御開帳になるのでニュース等でご覧になったことがある方も多いかと思います。法伝寺で奉っている善光寺如来は毎年5月5日に本堂にて御開帳しています。

御開帳をする際には本堂で御開帳法要を行い、善光寺如来の納められた厨子(ずし)の扉を開きます。善光寺如来の阿弥陀様の手には五色のヒモが結ばれています。阿弥陀様をお参りして五色のヒモに触れていただくことで阿弥陀様とのご縁をつなげることができるといいます。阿弥陀様に極楽浄土に導いてもらうという儀式の一つでもあります。

御開帳当日は御開帳日限定の善光寺如来の御朱印授与と、善光寺ゆかりの善光寺如来の掛け軸も公開を予定しています。


数珠・輪袈裟

数珠(じゅず)とは、仏様を拝む時に使用する玉を連ねた仏具で宗派などによりさまざまな形状があります。素材は木材、石材、貴石、珊瑚や貝などいろいろなものが使われます。
浄土宗の場合は一般的に、大きな玉がひとつずつあるふたつの輪を二重にしたものを使います。一つの輪の玉の間にはさらに小さな玉を挟み、もう一方の輪の方には小さな玉は挟まれず、大小ふたつの金属の輪を付けて、小玉やつぶれたような小さな玉を連ねた房と糸でできた玉が付きます。


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浄土宗用数珠(簡単な略図を描いてみましたが、玉の数などは適当です。ご了承ください)




輪袈裟(わげさ)とは、僧侶が法要の際につける袈裟を輪状に簡略化した法衣のことをいいます。布でできていて僧侶や檀家信徒などが首にかけて着用します。
宗派によってさまざまな形状があり、浄土宗の輪袈裟は細長い布の両端を飾りひもでつなげて輪の状態になっています。浄土宗の紋である宗紋や菩提寺の寺紋などがついていることなどが多いです。


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浄土宗用輪袈裟(簡単な略図を描いてみましたが、糸の付け方や紋などは省いていますので、ご了承ください)


自分を笑顔にする

脳生理学者の大島清さんは「快老術」として5つの大事なものを「か・き・く・け・こ」として勧めています。「か:感動」「き:興味」「く:工夫」「け:健康」「こ:恋心」だそうです。老いに向けてではなくても、おとなになった私たちにあったほうがいいものと言えるのではないでしょうか。脳にとっても良いことのようです。

「最近、何かに感動しているだろうか」「何か興味をもっているだろうか」「工夫をこらそうとしているだろうか」「健康に気を付けているだろうか」「恋心のような気持ちを忘れていないだろうか」などと、いきいきとした人生のためにたまには自分に問いかけてみるのもいいかもしれませんね。
最近は「推し」(おし)や「推し活」(おしかつ)という言葉もあります。芸能人やキャラクターなど誰かを好きだと思い愛でる応援するという言葉だそうです。好きな人を応援すると自然と笑顔がでてきますね。年齢にかかわらず、好きな人がいるということは心にあたたかさを運んでくれるように思います。
「毎日がつまらない」「元気がでない」「おもしろくない」と思うときほど、自分を笑顔にするということを心掛けてみたいものです。


法然上人御忌

桜がきれいな姿をみせてくれるようになってきました。
4月になると、浄土宗では法然上人の法要が行われます。総本山や本山で行われる法要は「御忌」(ぎょき)と呼ばれています


「御忌」とは浄土宗を開かれた法然上人(ほうねんしょうにん)の忌引法要(追善供養)のことをいいます。大永4年(1524)に後柏原天皇から詔勅をくだされたことから始まり、天皇の忌引法要を示す「御忌」という言葉を法然上人の忌引法要にも使われるようになりました。

御忌はお練り行列や雅楽や舞など各寺院によってさまざまな催しが見られる機会です。増上寺に伺うことが多いのですが、増上寺の御忌は桜の開花時期のころに重なっています。天候しだいなのでしょうが、私が伺うときには散りぎわの桜が桜吹雪のように舞っていることが多かったです。

各地で行われていまうすので、ご興味がありましたらどうぞご訪問ください。なお、参拝時間や交通、内容については下記一覧のHP等にてご確認ください。


【総本山】
知恩院(京都)
令和5年4月18日~25日開催
詳細はHPでご確認ください https://www.chion-in.or.jp/special/gyokidaie/

【大本山】
増上寺(東京)
令和5年4日~7日開催
詳細はHPでご確認ください https://www.zojoji.or.jp/event/ev_gyokidaie.html

金戒光明寺(京都)
4月22日~25日
詳細はHPでご確認ください https://kurodani.jp/

百万遍知恩寺(京都)
4月23日~25日
詳細あHPでご確認ください http://chionji.jp/

清浄華院(京都)
4月20日~23日
詳細はHPにてご確認ください http://www.jozan.jp/

善光寺大本願(長野) 
4月11日
詳細はHPにてご確認ください https://daihongan.or.jp/

知恩院 春のライトアップ2023

総本山知恩院(京都)では春のライトアップの季節になりました。下記日程でライトアップが行われます。夜の寺院という一風変わった参拝が楽しめます。友禅苑、三門楼上、女坂、御影堂、阿弥陀堂(外観)などがご覧いただけます。開催中はイベントも行われ、お坊さんとともにめぐるツアーやお話を聞くことができるそうです。
コロナによっていろいろなイベントが中止され自粛していましたが、だんだんと創意工夫をしつつ交流が復活してきたようです。人の逞しさを感じます。



「知恩院春のライトアップ」2023
期間:令和5年3月24日(金)~4月2日(日)
時間:17:45~21:30(21:00受付終了)
料金:大人800円、小中学生400円
HP:https://www.chion-in.or.jp/